統合失調症は遺伝病ではない
統合失調症をはじめ精神病の原因は、昔は「キツネつき」だとか「悪霊のたたり」とか考えられていました。今では、このように考える人は少数になっていると思います。
でも、「精神病は遺伝だ」「精神病は血筋の問題だ」と考える人は多いのではないでしょうか?
第二次大戦前の精神医学では、統合失調症の原因は遺伝であることが、当然のこととされていました。ですが、19世紀にミュンヘンのリユディンが行った、科学的な統合失調症の遺伝研究では、優性
遺伝形式にも劣性遺伝形式にも従わないという結果が出ているのです。リユディン自身は、複数の危険因子が分裂病の発病に関連していて、遺伝的因子のみでなく、環境的因子も重要であると考えていたとのことです。